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14年のキャリアで見えた「仕事の本質」/Enterprise 事業部 部長 高橋 ・前編

14年のキャリアで見えた「仕事の本質」/Enterprise 事業部 部長 高橋 ・前編

ストリートスマートの魅力的な社員を知ってもらいたい と始まった社員インタビュー。今回はEnterprise事業部で部長としてコンサルティング・営業支援・研修講師など多くの業務を担当する高橋洋平さんです。10年以上のキャリアの中で考えた「仕事の本質」、そしてストリートスマートで働く上で大切にしていることなどをお話いただきました。

プロフィール:
高橋 洋平さん
2019中途入社(社会人14年目)
Enterprise事業部 部長

Google Workspace の導入を成功させるために重視しているのは、お客様に安心感を持っていただくこと。

ー高橋さんはコンサルタント職で入社されていますが、現在の仕事内容を教えてください。

Googleが提供するクラウドツールである『Google Workspace(旧 G Suite)』を新しく導入する企業様に向けて、効果的な活用のための計画策定の支援を行なっています。はじめに、業務内容や現状の課題をヒアリングし、どの機能をどの業務で使うのがおすすめか、それによってどんな効果が生まれるかを、コストメリットを含めてご提案します。また、効果的に社内へ浸透させるために、どのメンバーから導入をスタートし、その後どう拡大させていくかを、スケジュールも含めた計画に落とし込みます。Google Workspace の企業導入、活用支援のプロデューサー的な仕事かな、と思います。

Google Workspace を新しく導入する企業以外にも、すでに導入している企業から「社内で活用を進めているが、より効果を発揮させたい」といったご要望をいただき、コンサルティングを行うことが多くあります。

ーそうなんですね。提案の時に、大切にされていることは何でしょうか?

Google Workspace の導入支援と聞くと、ただ操作を教えるものだと思われがちなのですが、そうではないんです。Google Workspace などのツールの導入を成功させ効果を生み出すためには、一部ではなく現場の全員がツールを理解し、活用することが必要です。そのため、単に Google Workspace の操作方法をお伝えするのではなく、Google Workspace を開発した Google の思想や、サービスのコンセプトなどを含め、深いところまでお伝えしています。それを把握すれば、機能や操作方法に対する理解度も高まり、楽しく活用できると思っています。

また、ツールの効果を最大限発揮させるために、細かいノウハウもお伝えしています。

簡単なもので言うと、例えばオンラインで予定を共有できる「カレンダー」は、他人が自分のカレンダーを閲覧し、スケジュールを登録することが可能になるため、大変便利なツールです。一方、予定の登録を忘れてしまうと、他人にスケジュールをブロックされ、ダブルブッキングになる、といったリスクも潜んでいます。このリスクを事前に伝え、さらに「アポイントを入れるだけでなく、移動や作業時間も先に登録し確保しておくと良いですよ」など、使いこなすためのポイントをお伝えしています。

とても細かいことなのですが、これらを先に伝えておくことで、ツールに対する不安を省き、安心感を持っていただくよう心掛けています。

ーただ機能を伝えるのではなく、現場で起こり得る細かいことまで最初にお話する。高橋さんが細部までフォローくださることで、ツールに対する信頼が生まれるのですね。

はい。機能やメリットだけでなく、リスクや細かいポイントまでお伝えすると、担当者の方は安心して導入を進めることができると思っています。ですので、提案の際は、受注を目的にするのではなく、お客様自身が何が必要かを見極め、選択できるようにサポートすることを心掛けています。

社会に貢献したいという想いから、自ら幅広い職種に立候補。

ー高橋さんは現在コンサルタント職以外も担当されていると聞きました。

はい。コンサルティング以外に、セミナー・トレーニングの講師や、パートナー企業への営業支援を行なっています。

ーそうなんですか!職種が幅広いですね。それはご自身で希望されたのですか?

はい。「仕事を通して社会に貢献したい」という想いを持っているのですが、それを叶えるためには、まず自分が率先してたくさんの人に価値を提供することが必要だ、と思ったんです。例えば、研修講師として登壇すれば、受講者の方全員にお話ができるため、一度に多くの方の役に立つことができる。自分のスキルを上げることで、さまざまな角度から、沢山の方に、価値を提供できたらと考えています。

ーなるほど。素晴らしい考えですね。講師はどのようなところで登壇されているのでしょうか。

クライアント企業にて、Google Workspace の活用トレーニングをすることもありますし、他社が主催するGoogle Workspace の活用セミナーに登壇することもあります。また、ストリートスマートは、Grow with Google* のパートナーとして、セミナーの講師を担当することもあります。

*Grow with Google とは

Grow with Google は,Google によるこれからの時代に役立つデジタルスキルの習得をサポートする取り組みです。個人・ビジネス・学生・教育者・スタートアップ・デベロッパーなど,様々なニーズに合わせたトレーニングを提供しており,インターネット上で受講できる「オンライントレーニング」と,セミナーやイベントなどの「オフライン(対面式)トレーニング」があり,Google および Grow with Google パートナーにより提供されています。(https://grow.google/intl/ALL_jp

(Grow with Googleに登壇する高橋さんの様子。参加者が200名を超えることも

※Google は Google LLC の商標です。)

ーコンサルティングと講師以外に、営業支援もされているとのことですが、その業務内容も教えてください。

クライアントが Google Workspace を導入するにあたり、Google Workspace を取り扱っているパートナー企業と協働して、クライアントをサポートしています。役割分担としては、販売や契約の部分はパートナー企業、導入後の社内浸透の部分を僕が担当します。

パートナー企業との打ち合わせはもちろん、共にクライアントへお伺いし Google Workspace をより浸透させ、活用するためのご提案を行っています。ご提案の際は、社内へ浸透させるために重要なこと・必要な手順・効果などをご説明しています。

ー営業支援のお仕事で、クライアント企業へのご提案以外に行なっていることはありますか?

パートナー企業の Google Workspace 拡販のために、幅広い動きを取っています。例えば、パートナー企業主催で Google Workspace の活用セミナーを行う時には、その運営サポートをしたり、ひとつのセッションに登壇したりしています。また、出席者の方々へ後日お電話するなどのフォローも行なっています。

「またお願いします」の一言が嬉しい。本質的な価値提供のために大切にしていること。

ー業務の中で、高橋さんが嬉しいと思う瞬間はどんな時でしょうか?

お客様へサービス提供した後に、よい感想をいただけることが多いのですが、その時はとても嬉しいです。「現場でうまく浸透が進んでおり、もっとこのツールを使いたいという問い合わせが来ているんです」と担当者の方が報告してくださったり、「前回のシステム移行の時よりも、現場から不明点の問い合わせが減りました」などの感想をいただくと、少しずつ社会貢献やビジョンの実現に近づいているな、という手応えが生まれ、嬉しく感じます。

他には、協働した方に「またお願いします」と言われる時ですね。その一言に、自分の仕事に対する評価があるように感じます。実際に次も声をかけてくださることも多く、新しい仕事に繋がっています。

ー素晴らしいですね。その状態をつくるために意識されていることはありますか?

基本的なことですが、どんな時も丁寧に仕事をするようにしています。具体的には「逆の立場だった場合、どんな対応だと嬉しく感じるか」を考え、行動しています。

僕がいない場で、ある方が「電話対応でも現場においても、高橋さんの対応がとてもよかった」と褒めてくださったこともあったようで、そういうのを聞くとますます手応えを感じます。

仕事の本質は「社会貢献」にあると考え、ストリートスマートへ転職を決意。

ーこれまでどういうキャリアを歩んでこられたのですか?

ものづくりをしたいという想いを持っていたので、新卒で自動車部品メーカーへ入社し、技術職として働いていました。誰もが知っているようなトップの自動車メーカーをクライアントとして、生産工程の解析を行う仕事でした。8年程勤めて、その後は基幹業務のパッケージソフトを扱うIT企業に転職しました。エンジニアや、お客様とのやり取りを担当する技術営業職を担当していました。5年ほど働き、最後の1年半はシンガポールの拠点に勤めていました。

ー海外にも赴任されていたんですね。その後、ストリートスマートへ転職するきっかけとなったのは、何だったのでしょうか。

転機となったのは、子どもの存在です。今から1年程前に子どもが生まれ、日々子育てをする中で、将来「お父さんどんな仕事してるの?」や「何の役に立ってるの?」「何のために働くの?」という質問をされることがあるだろうなと思ったんです。その時に自分は何と回答するだろうかと考え始め、自分の中で仕事の定義を自問自答するようになり、行き着いたのは「仕事の本質は社会貢献にある」という結論でした。

ーなるほど。もう少し詳しく教えていただけますか?

仕事は、「お金を稼ぐ手段」や「人を喜ばせるもの」「人生を充実させるもの」「仲間をつくるもの」など、色んな切り口で定義することができますが、根本は社会に貢献すること、それが仕事の本質だと思ったんです。社会に貢献するから、誰かに喜ばれ、対価をいただける。社会に貢献するから、その仕事が長く続き、仲間ができる。ですので、まず第一に「社会に貢献すること」が必須条件で最も優先順位が高い。それに付随して、お金や仲間、充実感が得られるのだ、と考えるようになりました。

先に稼ぐことを目的に仕事を始めてしまうと、それが達成されないとその仕事はなくなるでしょう。さらに、そこに所属していたメンバーも解散する。誰かに喜ばれ、やりがいがあり、仲間が増え、報酬もいただけて、長く続く仕事というのは必ず「社会に貢献している」という共通条件があると考えました。

ーすごく説得力のあるお話ですね。本当にその通りだと思います。それでストリートスマートへ転職したのですか?

はい。ストリートスマートの求人をたまたま見かけ、「ワークスタイルをリードする」というビジョンにすごく惹かれたんですよね。社会性が高い仕事だなと。そこでエントリーをし、面接を受け、入社に至りました。今はそのビジョンに直結する仕事を任せていただいており、日々とても充実しています。

いかがでしたか。高橋さんのインタビューはまだまだ続きます。後半では高橋さんからみたストリートスマートの魅力をお話いただいています。後半も読み応えのある内容になっていますので、ぜひご一読ください。

また、ストリートスマートでは、現在新しい仲間を募集しています。菊池さんと同じ研修講師のほか、コンサルタントや事業部長まで、さまざまな職種で積極採用中です。少しでも興味があれば、ぜひご覧ください。

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