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“人”を中心としたとした組織の在り方と事業拡大/Enterprise 事業部 Masterグループ責任者 窪田・後編

“人”を中心としたとした組織の在り方と事業拡大/Enterprise 事業部 Masterグループ責任者 窪田・後編

ストリートスマートの魅力的な社員を知ってもらいたい と始まった社員インタビュー。今回はEnterprise事業部でコンテンツ企画・営業支援、Master Program統括を担う窪田篤さんです。前半では、パラレルワークの実践や、チームメンバーが全員リモート環境という新しい働き方について伺いました。後半では、窪田さんの仕事観、ストリートスマートの強み、今後強化していきたいことについて、お話いただきました。

プロフィール:
窪田 篤さん
2018中途入社(社会人12年目)
Enterprise事業部

急成長する事業とともに、“人に寄り添う”という新しい組織のあり方。

ーストリートスマートに参画し、今までの環境との違いを感じることはありますか?

新卒で仕事を始めた1社目では、国内数千人、世界で数万人といった規模の組織だったこともあり、10人程度のチームの現場マネジメントは経験していましたが、それらの仕事の進め方や手法が、社内ノウハウとして沢山ありました。一方、2社目では、プロジェクトごとに自由に動いていたので、一人プレイヤーのような働き方がメイン。

それが、ストリートスマートに参加することになり、今までの「きっちりと体系立って、ルールが整えられている中でのマネジメント」や「プロジェクト単位で都度集まって、終わったら解散していく」という在り方ではなく、「中にいる人の成長や、この人にはこうなっていってもらいたい」という長期の視点で人の成長にコミットした組織の在り方というのは、すごく新鮮です。他の会社さんでも、組織に入り込んだ案件は対応していますが、ストリートスマートは特に、人の成長支援の設計と心配りに、すごく時間と労力をかけていると思います。

ーメンバーについては、いかがでしょうか。

ストリートスマートのメンバーは、役職者でなくても、軸があり、ポジティブで、物事を中長期的な視点で捉えていて、作業的な仕事の仕方をしない人が多い、と感じます。

多くの企業では、例えば「新規事業を立ち上げましょう」というときに、それを”命じられた”人が、モチベーションもなく、ゴールも無い状態で「こなしている」仕事が結構あるんですよ。自分で選んでいないというか。どう動けば自分の評価に反映するか、が仕事の軸になっている人が多かったりして。それでやる気があればいいのですが、やる気が無い人がチームにいるときは、仕事がスムーズに進まないことも多々あります。

そういう点では、ストリートスマートで一緒に働くメンバーは、みなさん自分で選んで働いている感じがします。主体的かつ能動的ですね。

常に目的に立ち返り、方向を見失わずに、一歩ずつ積み重ねるチームマネジメント。

ー軸があり、ポジティブなメンバーが多いということですが、窪田さんが Master Program のチームを率いる上で気をつけていることはありますか?

Master Program が今のメンバーでスタートした時から、週次のミーティングは行っています。また、チーム内キックオフでも、自分たちがなぜ Master Program をやっているのかという目的について、しっかりと話をしました。

ストリートスマートが培ってきたノウハウを、動画などの、より触れやすい形にすることで、企業の規模に関わらずオンライン上で届けることができるし、地方の方にも伝えることができる。ますます教育の裾野が広がって、ITの活用がさらに広がる。そして、働き方がもっと自由になる。そのために、とにかく裾野を広げましょう!

といった「何のために今この事業をしているのか」を少人数のミーティングでメンバーと話してきました。

そのためには、カスタマーサポートをどうするか、労力をかけすぎて提供するために必要なコストが上がっては多くの人に届けられなくなる、ではどうすべきか、、という議論もしています。

(Master Programチームでのオンラインミーティングの様子)

ー事業の目的や意義について、チームメンバーと話す機会をしっかり作られているのですね。

Todoや目標など達成したことについても、トピックに挙げ皆で共有します。例えば、10名ほどの小さな企業が Master Program を買ってくださることがあります。会社全体の売上としては大きな金額ではないですが、この事業の目的からいえば大きな意味がある。いかに売上を立てながら、そういった規模のお客様をカバーしていくことができるのか。そこに、すごく利益が得られるということはないかもしれないけど、やる必要がある。そういう話は、チーム内でもしています。

ー私も実際に、Master Program のチームから「日々の仕事に充実感があって楽しい」という声を聞いたことがあって、そのようにチームで目的を振り返る機会があるからこそ、メンバーはモチベーションを保ちながら、仕事がしやすいのだろうなと思います。

それは、私自身のためでもあります。売上、利益だけを考えて仕事をすることもできる。もちろん数字はまず達成するべきことではあるんですが、「なぜ、この仕事をやっているのか?」に自身で答えられない状態を正しいとは思えません。中長期的な目で見てバランスをとれるよう、常に考えています。

「何をするか」よりも「誰とするか」、繋がりが強くする組織。

ー「目的を大切にする」という視点は、どのように意識されるようになったのでしょうか。

「自分が『意味がある』と思うことをやろう」という考えが、根本にあります。

実は、2社目に転職した時に、給与はそれまでの半分くらいにまで減ったのですが、その環境や条件はあえて自身で選んだものです。せっかく自分で選んだ仕事なのであれば、意味のあると思えることをしたいと強く思っていました。経営的なことや、いわゆる数字面もしっかり追わなくてはだめだ、というのは後々で学んだことです。最初は、お金にならないことばかりやっていましたね。一緒に出版事業を立ち上げた先輩方から、散々、数字の大切さを教えてもらいました。

ー窪田さんの思う「意味があること」というのは具体的にはどんなことでしょうか?

実は個人として、どうしてもこの事業をやりたいというこだわりはないんです。ただ、ノウハウや知識、情報を持っている人や企業がいて、そういう社会的価値のあるものを伝えたいという人や企業が成長していくお手伝いを沢山やりたいと思っています。自身で経営している会社の出版事業についても「意味のあること」そういった思いでやっています。個人的には、人生で、100事業(人)の支援をしたい、という目標を持っています。今まで支援できたのは、まだ20〜30くらいなんです。これが、数年後までに叶うのか、何十年とかかるのかはわかりませんが。

ータイミングにこだわっているわけではないのですね。

そうですね。以前は、数字の目標ばかりを語っていた時もありました。
もともと転職後には、B2Cを含めてWeb×出版のサービスを大きく広げることを目指していました。そのときは、どうすれば今の仕事を10、100、1000の数に広げられるだろうかといったことを考えていました。ただ、最初に考えていたように数値的倍率で広げることは難しいな、とふと思ったんです。正直「なぜこの仕事をやるのか」の理由を自身でも見失ったタイミングだったのですが、そうなったときに、すでに周りに、お世話になっている著者さんや、お客様がたくさんいてくださった。その人たちが、とても良くしてくれ、お付き合いをしてくれることに、とっても感謝して、、。この人たちと一緒に、この人たちに喜んでもらうために仕事がしたいな、と思うようになりました

ストリートスマートの変遷を見てみても「何をするか」に固執するのではなく、「誰とするか」を大事にしているように思います。

そうですね。仕事は、うまくいかないこともありますからね。

むしろ、うまくいかないことの方が多いので、「何をするか」がマストになってしまうと、それが折れたときにすごく弱い。もちろん、ある程度の方向性として目指すものが共通していることは必要ですが、組織としても、このメンバーでやっていくぞ!と思えることが強さになると思います。

(9月に実施した合宿にて)

ーストリートスマートのメンバーも、「この人と働きたい」という想いを強く持っている人が多いのかもしれませんね。

このチームや人が好きで、頼られたり、応えたり、応援することに喜びを感じる人が多いのだと思います。

仕事がうまく回ったり、みんなのモチベーションが上がっている瞬間を見た時には、そういう動きが多いです。他の会社でいえば、一人で抱え込んでしまうことが大きな問題になることが多いですが、ストリートスマートには、助け合いのカルチャーがあると思います。

アウトプットの向上で、より良いコンテンツを、より多くの企業へ届ける。

ー他に、ストリートスマートの強みだと感じることはありますか?

私が知っている会社の中で、仕事やそれに関連する勉強へのモチベーションが、一番高いです。例えば、ICT教育に関する状況について調べたり、実際の教育現場の声を聞いたり、本で情報収集をしたり。 G Suite のアップデート情報を、自らまとめて、社内チャットに流してくれる人もいたり。それらは別に、会社や誰かに求められた業務ではないんです。自らやっている。みなさん、本当に仕事が好きだし、そういうインプットのところはめちゃくちゃ強力だと思います。

(ストリートスマートのノウハウを集結し制作した、教育機関向けの G Suite ガイドブック『できる Google for Education クラウド学習ツール実践ガイド』 ※2019年10月より販売開始)

組織として用意した仕組みがあるというよりも、ここのメンバーが、そういった仕事になったときに、自分から学ぼうとする力がすごく強いです。採用の時点で、そのような人が集まるのだとも思いますし、会社を支える文化も作用していると思います。

ー確かに、ストリートスマートの日報などは、現場のリアルな状況や葛藤を伝えてくれるものや、それぞれの熱い思いを感じることができて、モチベーションにも繋がっています。

その結果、ノウハウもすごく貯まっています。例えば最近、大企業のお客様のコンサルティング案件の支援をしていたときに、お客様がずっと求めていて、困っていたことの解決策が、社内チャットで流れていたんです。それらを繋いで持っていくことで、お客様にも喜んでいただいています

ーそれでは、今後「もっとこうしていきたい」という点はありますか?

インプットへのモチベーションと、蓄積されたノウハウは充分にあるので、事業としては、それらをどうアウトプットしていくかを強化していきたいと思っています。

メンバーが増えたとしても、この文化は変わらないと思うので、これからも、企業向け・教育機関向け G Suite、はたまた、新しいクラウドツールやサービスかもしれませんが、勉強し、新しい情報をつねにキャッチアップしていく。

そこで蓄積した情報を、いかにコンテンツの形にして、発信し、多くの人に届けていけるのかが、これからのミッションですね。

窪田さんのインタビュー、いかがでしたか?現在ストリートスマートでは、新しい仲間を募集しています。トレーニング講師・営業支援・コンサルタント職の他、ヘルプデスクや事業部長まで、さまざまな職種で積極採用中です。ストリートスマートという組織に、少しでも興味をお持ちいただけましたら、ぜひご覧ください。

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