新卒から6年ほど ABC クッキングスタジオで料理の先生、料理スタジオの店長を務めたのちに、人材派遣事業に携わっていました。当時、講師と人材派遣の両方に携わってみて感じたのは、裏方で事業を支えるよりも「前線に立って活躍したい」という自身の気持ちです。そんなときに ABC クッキングスタジオで Google Workspace が導入され、その便利さに感動しました。それをきっかけに Google Workspace に関連する事業に携わりたい!クラウドの可能性を社会に広める事を仕事にしたい!と思うようになり、2018年、ストリートスマートに講師として入社しました。
現在、Education 事業部のマネージャーとして、研修の実施管理、研修メニューのブラッシュアップからサービスのクオリティコントロールまで、ストリートスマートが提供する研修すべてに関わる業務をマネジメントしています。
調理教室の先生をしていた頃から大切にしていた「驚き」と「感動」をお客様に体験してもらうポリシーはストリートスマートの講師職でも活かすことができています。
料理教室の先生と Google Workspace の講師、どちらにも共通して大切なことはまず最初に「楽しそう!ワクワクする!」と思っていただくことです。料理はどちらかというと趣味で習う人が多く、Google Workspace はビジネスで活用するという意味ではニーズは全く異なりますが、どちらも習得すればできることが増える、より良いアウトプットにつながるという点は同じです。
だからこそ、最初のきっかけとして一方的に How To だけを伝えるのではなく「Google Workspace を使ったらこんなことができるんだ!」「もっと使ってみたい!」「新しいテクノロジーにワクワクする!」と思ってもらえるようにエンターテイメント性も持ちながらレクチャーして受講者に興味を持っていただくことが大切だと考えています。この興味こそ「驚き」や「感動」です。まずはワクワクしながら挑戦してみて、できることが増えて、その後の定着につなげていけていけると信じて、変わらず大切にしています。
GIGA スクール構想により1人1台のICT端末が行き渡りました。しかし、ICT端末を使いこなせるかどうかは、各地域や学校により徐々に格差が広まっています。コロナ禍でオンライン授業は普及・推進されましたが、さまざまなアプリケーションを活用した本質的なデジタル教育そのものは実現できていない現状です。
こうした中で私たちストリートスマートが担う役割は “1人の100歩ではなく100人の1歩” を目指して、より多くの方が Google for Education を使えるようにしたいと考えています。また2024年から GIGA スクール構想2.0 がやってくると言われていて、元々 Google for Education を使っていなかった自治体に魅力を伝える機会が増えることが楽しみです!またGIGA スクール構想 2.0 では、授業の DX だけでなく校務 DX にもフォーカスが当たると言われています。2020年の GIGA スクール構想スタート時のように教育委員会や先生方全員がまっさらな状態ではなく、ICT教育における知識・経験の格差が広がっていて、参加していただいた全員に満足してもらえる研修を作るハードルが高くなってきています。
私たちは常に進化するテクノロジーの進化を汲み取り、ICT を活用することの意義や価値を伝えられるよう研修も作り込む必要がありますし、たくさんの研修依頼に応えられるようにメンバーを増強していかなければならないと考えています。
数えきれないほどたくさんあります。
例えば、新しい機能のレクチャーにより会場がざわつく瞬間には手応えを感じますし、実際に ICT 教育で「教育が変わった!」「より効果的な授業ができるようになった!」と教育委員会の方や先生方から直接感動や感謝の言葉をいただける場面も多くあります。
私が入社した5年前と比べて ICT 教育に対して前向きな教育委員会や先生方が増えてきていることもあり、業界全体の進化に貢献できていると身をもって感じますね。
ストリートスマートが教育現場の現状把握 / 分析・ゴール設定 / 活用支援・トレーニング の実施まで全体を包括してコンサルティングする企業だからこそ、さまざまなポジションのメンバーと ICT 教育の課題と在り方を議論できることですね。
例えば、学校教育現場で ICT 支援員として活躍するメンバーは現場寄りの視点を持っています。一方で私のように講師として学校教育全体を俯瞰して考えるようになると、現場目線が少なくなってしまいます。ICT支援メンバーと講師陣メンバー、それぞれの視点で見えているICT教育推進の在り方を社内で議論し、課題をすり合わせ、新しい施策を生み出せる環境が面白くもあり、遣り甲斐にも繋がります。
私は、Education 事業部のマネージャーをしながら、Enterprise 事業部でも講師として登壇しています。このように教育現場のICT推進、企業における Google Workspace の利活用、両方にまたがって活躍させていただいているからこそ、両事業部それぞれのノウハウや良さを活かし、よりサービスクオリティを高めていきたいと思っています。
例えば、最近Google Workspace で導入された生成AIは、これから企業で活用されていきますが、必ず教育現場に改革をもたらし、ICT教育を大きく変化させると思います。
このように両事業部にまたがる研修・トレーニング事業を発展させて、両事業部の視点を持って、プロとしてデジタルを活用する楽しさを伝えられるメンバーを育成していきたいです。それが、 ICT教育や企業DX を推進し、 Google Workspace を広めていく上で役立つと思っています。