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未経験でもインプットとアプトプットの繰り返しで成長できる環境/管理者向け導入支援 筒井さん・前編

未経験でもインプットとアプトプットの繰り返しで成長できる環境/管理者向け導入支援 筒井さん・前編

ストリートスマートの魅力的な社員を知ってもらいたいと始まった社員インタビュー。
10人目は管理者向け導入支援を担当する筒井さんです。

前編では、筒井さんの業務内容、キャリア形成の根底にある想いなどをお伺いしました。
後編では業務を進める上で大切にしていることやストリートスマートの魅力、今後の展望などをお伺いしております。ぜひご一読ください。

プロフィール:
筒井さん
2021年入社
クラウドエンジニアグループ 管理者向け導入支援

経験0からの挑戦。知識習得と現場実践を繰り返し成長する

ー筒井さんの業務内容をお聞かせください。

筒井:企業様や教育委員会様に向けてICT活用促進のサポートをしています。具体的には、Google Workspace を導入する際の「環境構築(初期設定)」や、お客様が目指す働き方を実現するための「管理コンソールの設定」や「技術的サポート」、「システム検証」などを行っています。

私が所属するグループには、企業様や教育委員会様と直接やりとりしながら導入支援や運用保守を行う管理者向け導入支援を担当するメンバーと、主に開発業務、いわゆるシステムエンジニアの仕事をメインに担当するメンバーがいます。

私は前者の管理者向け導入支援をメインに担当しております。具体的な業務内容としては、プロジェクトマネジメントやシステムの検証、環境構築、資料作成、質問応対などです。

 

ーどのようなプロジェクトを担当されているのでしょうか。

筒井:Google Workspace を使用する異なる2つの環境の統合や、一人一台端末整備などのプロジェクトを担当しています。プロジェクトには教育委員会様、サービス提供者様、ネットワーク事業者様、端末事業者様など様々な関係者がいますので、スケジュール通りプロジェクトが実施されるように各関係者と連携しながら進めていきます。プロジェクトの期間は最長で1年、短い期間だと数か月で、隔週または週1回の間隔で定例ミーティングを開催します。アジェンダなど含めたミーティング資料はもちろん、管理者向け研修資料や Google Workspace の設計書など、適宜必要となる資料も作成します。
入社してから私がメインとなり担当したのは6つの教育委員会様で、複数のプロジェクトを同時進行で担当していました。

 

ーつづけて、システムの検証とはどういった検証をするのでしょうか。

筒井:検証は、Google Workspace の管理コンソールの設定を変更した際に、どのような挙動をするのかを検証します。また、学校に多く導入されている Chromebook などのデバイスの挙動を検証することもあります。

 

ー設定変更による挙動検証に加えて、デバイスの挙動検証も実施するのですね。質問応対とありますが、どのような質問があるのでしょうか。

筒井:管理コンソールに関する操作でのご不明点や、どのような設定が良いのかのご相談が多いですね。セキュリティポリシー・デバイスポリシーなどの規定に関するご相談も増えてきております。その他には、管理者や教員向け研修の実施計画や内容に関するご相談を受けることもあります。

▽クラウドエンジニアグループ全体の業務内容について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

業務内容を紐解く ~管理者向け導入支援 編〜

 

ー業務範囲が幅広いですね!入社してすぐに全て担当するようになったのですか?

筒井:入社直後は先輩社員のサポートとして、お客様からの質問応対と検証を中心に行っていました。エンジニアの知識や経験がない状態でしたので、先輩のサポートを通じて業務を教えていただきながら、システム管理者にとっての必要な基本知識を習得するために、Google 認定資格取得に向けた勉強とGoogle Workspace の管理者研修の講師登壇に向けた勉強を、業務として進めていました。

前職で営業を経験していたこともあり顧客応対が得意だったので、自ら希望して入社間もないタイミングで教育委員会様の担当を任せていただきました。実際に現場で学ぶ方が自分に向いているので、この環境はとてもありがたかったです。資格の勉強や現場で分からないことがある時は、すぐに先輩に質問をして業務を覚えていきました。必死にキャッチアップすれば、管理者向け導入支援やエンジニアの経験がなくとも、活躍できると思っています。

 

“子どもたちの未来のために” 熱い想いと一歩引いた視点でプロジェクトをリードする

ー座学で知識の習得と現場での実践を同時にされていたのですね。続いて仕事の面白さを教えてください。

筒井:それぞれの教育委員会様で直面している課題が違うため、同じ業務を繰り返すということがありません。常に試行錯誤して、考えながら仕事に取り組めるのは面白いです。そして、私がサポートしたことで教育委員会様から前向きな意見をいただけた時は、全国各地の子どもたちの学びに貢献できたなと嬉しくなります。
Google のサービスは常にアップデートされるのですが、新しいアップデートやサービスが発表された際にすぐ検証して、お客様に「ここが使いやすくなりましたよ」「こんなサービスが登場しました」とお伝えして、活用方法について協議するのがとても楽しいです。

 

ーそれでは、大変なところは何でしょうか。

筒井:先ほどの面白さと表裏一体ではありますが、教育委員会様によってそれぞれ管理コンソールの設定が異なりますので、同時進行で複数の業務を行う必要があるのは少し大変だと感じます。多い時には1日に2~3つの教育委員会様の定例会に参加することもあるのですが、教育委員会様の設定環境に瞬時に頭を切り替えてミーティングに参加しないといけません。簡単な業務ではありませんが、先ほどお伝えしたように、マルチタスクに業務を経験されてきた方や新しいことが好きな方にとっては面白い環境だと思います。
また、普段は教育委員会様とコミュニケーションを取っているのですが、実際にクラウドシステムを利用する現場の先生方の声とギャップが生じないようにする必要があります。教育委員会様が認識している課題だけではなく、現場の先生方はどのようなことにお困りなのか、さらに良い環境にするためにできることはないかなど、過去の事例やストリートスマートのICT支援員(学校現場で先生をサポートするチーム)からの情報共有をもとに考える必要があります。直接先生方からお声を聞くことはないので、そこが難しいところですね。

ー個別の課題に合わせて解決策を考えるのはとても大変だと思いますが、仕事を進める上で気を付けていることなどありますか。

筒井:教育委員会の方々は「子どもたちのために」という熱い想いで仕事をされています。システムの導入や活用に関しても同様で、子どもたちのためになることは生産性やコストパフォーマンスをあまり考えずに進められることもあります。そのため、私も同じように熱い想いで同調するのではなく、冷静な判断をしていただけるように一歩引いて俯瞰しながら進めるように心がけています。
また一方で、新しい取り組みというリスクがあることに対して慎重に考える方も多いです。子どもたちにマイナスな影響があるのではないか、現状を変えてまで取り組む必要があるのかなどのあらゆる可能性を検討されます。まず興味を持っていただくことが大切になりますので、こちらから新しいシステムやサービスの良さを一方的に伝えるのではなく、教育機関のみなさまで意見交換をしていただくように議論を促すことを大切にしています。

 

常に変化する環境を楽しみ、突然の相談事にも柔軟に対応する

ー同じグループのメンバーについて教えてください。

筒井:システムの構築や検証を担当するメンバーは、プログラマー出身者やシステム開発の経験をもっていて、まじめで論理的に物事を考える方が多いですね。
また、管理者向け導入支援を担当するメンバーは、ポジティブで対応力・柔軟性が高い人が多いです。

 

ーポジティブとはどのような時に感じるのでしょうか?

筒井:私たちがサポートする Google のサービスは日々進化しているため、昨日お客様にお伝えしたことが、今日は違っているということも起きます。そういった場合に「昨日お伝えしたことが変わってしまった…」と落ち込むのではなく、「また新しいアップデートが入りました!」とポジティブにお客様に伝えることができる人が多いですね。

 

ーつづけて、対応力・柔軟性が高い人というのは、どのような時に思われますか?

筒井:お客様に近い立場の管理者向け導入支援担当だからこそ、お客様から直接「〜ができない」「〜が急にできなくなった」というような話を伺います。そういった予期せぬ相談事にも慌てず対応して、解決策を考えなければなりません。
また、教育委員会様との打ち合わせでは、事前に Google サービスの活用状況や課題をお伺いし、アジェンダを準備して挑むのですが、事前にお伺いしていた情報と実際の状況が異なる場合が多々あります。そのような場合でも、用意したアジェンダに囚われずに現場の雰囲気を汲み取って柔軟に対応しなければなりません。

ー他にも向いているなと思うのはどのような人でしょうか?

筒井:プロジェクトをマネジメントするというと、話すのが上手で周りをリードできる人というイメージがあるかと思いますが、私が担当している管理者向け導入支援におけるプロジェクトマネジメントは、話すことよりも聞き上手な人が向いているなと思います。お客様に対して、新しいサービスや Google Workspace 活用の方法を「教える」立場なのですが、教えるということよりも、「親身になって話を聞く」ことが得意な方が向いているなと思います。
お客様のお悩みや状況を聞き、現状を把握し、問題解決のためにプロジェクトを設計・推進するのが管理者向け導入支援の仕事です。
そして、先ほどもお伝えしたようにポジティブで、新しいことを楽しんで取り組める人が向いていると思います。

 


 

いかがでしたか?前編では、筒井さんの業務内容、どんなメンバーがいるのかをお伺いしました。
未経験で入社し、知識の吸収と現場での実践を繰り返して成長してきた筒井さん。
後編では、筒井さんのキャリアや今後の展望、ストリートスマートの魅力などをお伺いしております!ぜひご覧ください。

 

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